藤の湯
 
【住所】 東京都世田谷区玉川台2−1−16
【営業時間】 15:30〜23:00 
定休日】 毎週金曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80
【設備】 浅、超音波気泡風呂、気泡風呂
【最寄り駅】 東急田園都市線用賀駅から徒歩7分 
 


 東京メトロの半蔵門線からそのまま東急田園都市線、行きついたのは世田谷区の用賀駅。とりあえず、少しづつ鉄道路線を覚えているMichikenです。さて、その用賀駅の南口、通りを南へずんずんずん、500メートルほど行ったところの広い交差点の手前の筋を西へほんの少し、そこにとんでもなく渋い外観の銭湯が。

 大きな唐破風の屋根がどーんという圧倒的外観、これが今では正面玄関ではなく、横手の辻に面しているという情け容赦のない世界。辻に面しているのはその横側で、丈の短い暖簾がかる。しかし、なんと情緒感のある入口でしょか、中へ入るといきなりロビー(とりあえずこう言っておきます)、木をくりぬいて作ったテーブルにびっくり。フロントがあり、その両横に男女の引き戸、その前にそれぞれの下足箱が置かれているという変則仕様。

 引き戸を開けると、脱衣所だ。この脱衣所、いやはやなんとも情緒感たっぷりの雰囲気で・・・抑えらえた照明(ちょっと暗いけど)、間仕切壁上から男女にまたぐように大きな四角状の照明が吊り下げられている。天井は高く、床はきれいなフローリング。片方壁側に脱衣ロッカー、中央に低い高さの島ロッカー。それぞれ木の木目を強調するようなデザイン。その上側には額入りのフクロウの絵が2つ。それと別の壁にはクジラの種類あれこれのポスター。浴室入口前には、どっしりとした木のベンチ、そして大きなアナログ体重計。間仕切壁側にはテレビ、マッサージ機、扇風機。置かれた椅子には、床の傷付け防止の為か、足に庭球をくりぬいたものを履かしてある(すごいアイデアです)。

 それでは浴室へと。おっとすごい、浴室内に東屋があるじゃないですか。間仕切り壁中央に、男女をまたぐように木造りの屋根があり、その軒下には檜の浴槽だ。これは素晴らしすぎる展開だ。メインの浴槽は奥の壁に一直線、ブクブクの気泡湯と、超音波気泡風ジェットが3連だ。そして洗い場は浴室手前側、両壁側カランと間に島カランが2列。天井は高く二段式、薄い青色に塗られた東京スタイル。浴槽の後ろ側壁にはすみれのタイル絵。

 とにかく全体を覆う雰囲気、デザイン、まるで温泉旅館のような造りだ。玄関、ロビー、脱衣所、浴室、すべてが出来過ぎのような空間。これはすごいね、すこい。すごい、そして素晴らしい。こういった銭湯が、普通に街中の路地にあるというのが、なんとも言えない。行くべし、みなさん、田園都市線です。

 

湯TOP     東京都世田谷区




















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