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なんといっても、その外観。いわゆるコンクリート打ちっぱなし、凝ったデザインで、真ん中にかかる暖簾がミスマッチ。そういう個性派デザインの銭湯。 暖簾をくぐって番台を通り、脱衣場へ入ると、これまたびっくり。なんとまぁ、三日月型とでも言いましょうか、弓形に曲がった部屋で、ロッカーの配置もユニーク。こら面白いは、と思って浴室のドアを見ると、「戸がボロイのでキチンと閉めて下さい」という手書きの張り紙。この身も蓋もない文句が、なんとも微笑ましい。 そして浴室。うむむむむ・・・こちらもこれまた、一筋縄ではいかないレイアウト。曲線を多用した複雑なデザインで、なんと表現していいのやら。円形の深、浅、ぐにゃりとなめらかな超音波気泡風呂ジェット２連。そしてスチームサウナ、露天風呂。露天風呂には、お湯の浴槽と、水風呂と、そしてタヌキの置物と。酒瓢箪持って、寝っ転がってるタヌキまで。なんか、とってもいい感じ。 うーむ、それにしても、なんとも印象的なデザインの銭湯。まるでドイツ表現主義のような摩訶不思議な空間。こりゃ忘れられませんよ、ほんと。 |