【住所】 | 京都府京都市左京区下鴨膳部1 |
【営業時間】 | 15:00〜23:00 |
【定休日】 | 毎週月曜日 |
【入浴料】 | 大人¥410 中人¥150 小人¥60 |
【設備】 | 浅、超音波気泡風呂、気泡風呂、サウナ、水風呂 |
【最寄り駅】 | 京阪本線出町柳駅から徒歩25分 |
世界遺産の指定を受ける古都京都を代表する神社の1つであり、境内の多くに国宝や重要文化財を抱える下鴨神社。その下鴨神社から北、下鴨本通りの筋を東へ入ったところに松で覆われた素敵な外観の銭湯。前に立った瞬間、思わず息をのんだ。こちらはまさに銭湯界の文化遺産級だ。 その門を入ると、小さな石橋になっていて、その下左右には池。見事に整えられた、ちょっとした庭園。そして町屋風建物の正面入り口には、男女それぞれの暖簾がかかる。そうそう、かの京都銭湯巡りのバイブル「京都極楽銭湯案内」の表紙の写真に使われているのがここですね。いやあ、納得納得。 暖簾をくぐると、すぐに番台があり下足場があり脱衣所がある一体型タイプ。下足箱の上には鳥かごは2つ並び、中にはインコ。その隣には水槽も。番台前には黒いマネキ猫が睨みをきかす。天井は格子状、天井型扇風機の羽根が回る。脱衣ロッカーの中には籐籠が最初から格納。他に背の高い扇風機、マッサージ機が2つ、アナログ体重計などが目に入る。 さて浴室へ。こちらは外観や脱衣所と打って変わって、レトロさを感じさせない造り。小振りではあるが各種浴槽あれこれ。なんと言っても円形の気泡湯が目を引く。それに隣接する浅と超音波気泡ジェット2連、深い水風呂。水風呂には壁に筒とライオンの顔が出ていて、筒から水が落下、ライオンの口からも落下という2段構えの冷水落下。そして浴室入り口横にサウナ。 このサウナ、浴室側・脱衣所側ともにガラス窓になっていて、脱衣所のテレビが浴室側からも見られるようになっているという、ちょっとしたアイデアもの。また洗い場の鏡が縦に長いアーチ状という、少々変わったデザイン。浴室入り口は1枚ものガラス戸で、手前と奥、押しても引いても開くという、こちらもちょっと珍しいタイプ。 と、レトロさ100%の外観・脱衣所と、あれこれ変わった見どころが多い浴室と、このギャップが面白い。京都銭湯奥深し、ますます京都にはまっていく、わたくしMichikenでありました。 |