戎湯

【住所】 岡山県倉敷市鶴形2-1-5
【営業時間】 16:00〜22:00 
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥170  小人¥60 
【設備】
【最寄り駅】 JR山陽本線倉敷駅駅から徒歩6分



 大きな外観を誇るJRの倉敷駅の駅前から、観光名所である美観地区方面へと続く商店街の東側住宅地の一画。倉敷駅前の太い通りを南、一つ目信号を東へ行き、商店街の入り口を眺めながら、200メートルちょっと行った通りを南。通りに何気なく2階建て民家の銭湯。間に自販機を挟んで、男女2枚の暖簾がかかる。間の上には、温泉マークの看板と、「ゆ」の丸い蛍光灯。

 暖簾をくぐり中へ入ると、土間があり下足場、すぐに番台、目の前は脱衣所という一体型構造。元々下足箱であったろう棚には鍵はなく、靴を入れる。脱衣所はこじんまり、レトロトーロトロ、昔ながらのレトロ空間。床はフローリングの板張り、大きく漢数字の書かれた木のロッカーが渋い。脱衣ロッカーの上には、ポスターが5枚、演歌広告や大衆演劇、エイズ啓発と一貫性な無い。中央には、しっかりとした木のベンチ。横には四角の脱衣用籐籠が並べて置かれている。間仕切壁側には大きな鏡、そしてグリコ牛乳の冷蔵庫、マッサージ機と招き猫、浴室入り口前にはアナログ体重計。

 そして浴室。これまたレトロトーロトロ、なんともたまらんレトロ空間。なんといっても、床が石畳、そして浴槽も石造り。その浴槽は1つ、間仕切壁側に深のみ。湯船の中に管があって、お湯がジョジョーと噴出している。反対壁側に洗い場のカラン。カランの数は7つだが、鏡は1つ少なくて6つ。天井を見上げると、小さめの湯気抜き、これがなんと格子状になっているという変り種。周囲は肌色のように塗られている。

 湯上り後、再び脱衣所にて、ちょっとした心地よい一時。あらためて周囲をぐるりと見渡すと、壁に大きな魚拓が貼られているではないか。ヒラメ55cm他多数とのこと。くぅー、うらやましい。僕も一度釣ってみたい。こっちの方までくれば、釣り船など乗ると、魚種も豊富で大きなサイズも釣れるのだろう。なんともはや、うらやましいとしかいいようのない、わたしゃ釣堀以外で大物を釣ったことがない。極楽気分+うらやましい気分で店を後にした。

 

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