【住所】 | 兵庫県神戸市長田区東尻池町4−3−26 |
【営業時間】 | 15:00〜22:00 |
【定休日】 | 毎週月曜日 |
【入浴料】 | 大人¥410 中人¥150 小人¥60 |
【設備】 | 深、浅×2、超音波気泡薬風呂 |
【最寄り駅】 | JR神戸線新長田駅から徒歩10分 |
JR神戸線の新長田駅から南東。国道2号線の東尻池西口交差点から1本南の筋を東へ少々。僕は高速長田駅から国道28号線を南下、国道2号線を越えて1つ目信号を西へ。2号線と並行する南側の道、のほほんとした時間が流れているような静かな通り。そののんびりとした通りに何気なく佇む銭湯。凹凸の少ない白い壁にシンプルな屋号、あっさりとした外観。時間が止まっているかのような雰囲気に、それではちょっとと暖簾をくぐる。 目の前にぽーんと現れたのは、屋号の由来か恵比寿様のタイル絵だ。楽しそうなその笑顔に、こちらも幸せ気分。下足場の段は高め。引き戸を開けて中へ入る。番台、そして脱衣所。これまたなんともあっさりとした脱衣所で、余計なものが置かれていない超シンプルな空間。真ん中に長椅子が置かれ、脱衣ロッカーの上に宝船の大入り額が飾られているくらい。床は木目調のカーペットが敷かれている。そして、番台の女将さんと奥から出てこられたご主人の愛想の良いこと。いらっしゃいませ、ごゆっくり!と、実にはきはき、すがすがしい。お客さんを大切にしていることが、ひしひしと伝わる。 さてそれでは浴室へ。こじんまりとした空間、こちらもシンプル。しかし浴槽部分にちょっと変わった雰囲気があり。間仕切り壁側に主浴槽、手前から浅、深、ぺたんと座り込んで入るタイプの超音波気泡風呂ジェット2連の薬風呂。その壁に掛けられているのがラジウム湯の看板。あれ、そうなの?と思うところもあるが、そのやや長文の文面に目を通すのもけっこう楽しい。それとその反対壁側、縦長の浅がもう一つ。所謂うなぎの寝床のような浴槽で、これまたなんともいい感じ。ごろんと湯船に身を沈め、見上げた天井には湯気抜きが見える。 とにかくシンプル、こじんまり、あっさりと。しかし、少々変わったところと、そこはかとない情緒感があったりして、ちょっと面白い。下町のこじんまり銭湯、なかなか捨てがたい魅力あり。入ろうよ、入りに行きましょうね。 |