大門湯
 
【住所】 東京都荒川区東尾久6−11−2
【営業時間】 16:00〜23:00 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80
【設備】 浅気泡風呂、超音波気泡風呂、深
【最寄り駅】 都電荒川線東尾久3丁目駅から徒歩約3分 
 


 都電荒川線の東尾久三丁目駅から北。下町の住宅地の中、細い通りの三叉路(だっとような)の中央にどどどどーんと佇む銭湯。昔ながらの雰囲気漂う通りに、この外観の銭湯だ。渋すぎるロケーションと渋すぎるシチュエーション。千鳥破風屋根に両側の塀から出た樹木が茂る。いったいこの一画はなんなんだ。これが素通りできますか?できるわけない、とっとと中へ入るのみだ。

 入ると下足場、正面に傘縦、左右両側に下足箱。下足箱鍵の数字の色で判断し、男女の入口。引き戸を開けると、まっすぐ前を向いた番台、そして脱衣所。

 広めの脱衣所は、落ち着いた雰囲気のレトロ空間。天井は高く、格天井。そこから蛍光灯の照明が複数ぶら下がる。床はフローリング、きれいに磨かれている。内庭があり、先ほど外で見た樹木がニョキッと延びている。縁側もあり、そこを通ってその先にはトイレ。間仕切り壁には一面の大きな鏡。外壁側には脱衣ロッカー、中央に島カラン。外壁側の脱衣ロッカーの横手にはベンチが置かれる。浴室入口前には、大きなアナログ体重計と大きな観葉植物。番台対面上側には大きなのっぼの古時計、おじいさんの時計。

 さて浴室へと入る。奥壁側に浴槽、中央から手前に洗い場のカランという東京銭湯スタイル。天井は高く2段式、縁は水色で真ん中は白色。経年劣化はしかたがないか。奥壁一面に銭湯アート、待望の富士山ペンキだっ。たっぷり一匹まんまの富士山、お見事だ。そして間仕切り壁側にも銭湯アート、こちらはアルプスの山々に湖、洋館に船というモザイクタイル絵だ。

 奥壁側の浴槽。これがちょっと変わっていて、浅が正方形に近い形の大きな浴槽。壁側にはブクブクと壁に沿って気泡、頭の位置にはステンレスの水枕。浴槽の底には、金魚の絵柄のタイル絵だ。その隣、超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂。さらに隣は深、こちらにはれ半分に切られたレモンが多数浮かべられていた。洗い場のカランは、間仕切り壁側に8つ、外壁側と間の島カラン1列両側にはそれぞれ5つづつというカラン数だ。

 以上、夢に出てきたような東京銭湯スタイルで、すべてが兼ね備えられているかのごとくのレトロ銭湯。しかもきれいで清潔感もあり、言うことなし。正直、かなり気に入りました。帰りしな、近くに引っ越そうか、というようなことが思わず脳裏をよぎるったほど。お奨めです。

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