大黒湯
 
【住所】 東京都葛飾区西新小岩4−14−5
【営業時間】 16:00〜22:00 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥150  小人¥60
【設備】 浅×2、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 JR総武線新小岩駅から徒歩10分
 


 JR総武線の小岩井駅から北西。駅前から続く平和橋通りを北へ、一つ目信号を越えて次の通りを西へ、400メートルほど行った北行き一方通行を北へ少々。規則正しく碁盤の目のようになった界隈に、マンション型の銭湯が、さりげなく何ともなしに佇む。周辺には、民家に混じって個人商店が点在している。

 どどーんと横長大きな外観。間に柱を挟んで低い暖簾が2つかかる。あれれ、どちらが男女?と、とりあえず中へ。横長広い下足場、正面に下足箱、手前に東京名物傘縦箱。そして引き戸が2つ、こちらも男女どっちかわからない。よく見ると、反対側に女性用履物が履き置かれている。ああ、あっちが女風呂だ、と意を決して引き戸を開かる。しかしなんと中は繋がっていて、正面にフロント、横手にロビーだ。これはサプライズ、この構造でこれはないだろう、という変わり種。

 フロント横手のロビー、これがまたゆったり。ソファにテーブル、そして液晶テレビ。湯上り後、ゆっくりできる。フロント横から脱衣所へ。フロント式にも関わらず脱衣所も、けっこう広い。脱衣ロッカーは、中央をぐるっと囲むようにそれぞれ。浴室前の島ロッカーを除いて、他は縦長ロッカーで、開けると上下2段に分かれたダブルタイプ。なんとゆったり荷物いっぱいでも安心タイプ。浴室扉前には観葉植物の鉢植え、そして大きめのアナログ体重計。その横手、マッサージ器が2つ、旧型新型のそれぞれが置かれている。

 そして浴室。手前にカランの洗い場、奥に各種浴槽という東京スタイル。と・こ・ろ・が、これがこれがこれがこれが。外壁側にカラン、中央に島カラン、そして間仕切り壁側に立ちシャワーのブースが8個並んでいるという、今まで見たことのない光景。これはそうとう珍しいのではないか(たぶん)。各カランにはシャワーが付いていないので、こちらを利用するということか。

 そして奥一列に並んだ各種浴槽。シンプルな構成で、超音波気泡風呂ジェット3連のぺたんと座り込むタイプが3つの横長浴槽と、ほぼ正方形の浅。その浅の手前側に、これまた浅の浴槽。奥一直線浴槽の湯の温度が熱めなのに対して、こちらはぬるめ。慣れない関西人の僕は、当然こっちか。それと一直線浴槽の後ろ壁側バック、一面に竹林写真の壁紙。なんか独特の雰囲気を作り出している。
 
 それにしてもこの銭湯、フロントとロビー、脱衣所、浴室と、どれもが広々、ゆったり空間の銭湯。フロントロビーに費やした面積を思うと、もともとはどんだけ大きかったんだと想像せざるをあるまい。とにかく、広いということは無条件にいいことだ。ああ、ゆったり。

 

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