弁天湯
 
【住所】 東京都墨田区千歳2−13−12
【営業時間】 16:00〜24:00 
定休日】 不定休
【入浴料】 大人¥450  中人¥150  小人¥60 
【設備】 浅、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 JR総武線両国駅から徒歩約7分 
 


 JR総武線の両国駅から南へ真っ直ぐ、塩原橋を渡って2つめ筋を東へ入ってすぐのところ。おおおおおおーっとととととと!と、思わず叫びそうになった。なんともまあ、大きな立派な宮造りの銭湯が、どーんと佇んでいる。。大きな二重の屋根庇、千鳥破風に唐破風、唐破風には懸魚がいる本格派。建物横に掲げらえた屋号の看板には、明治15年創業との文字。歴史を感じざるをえまい。正面、玄関回りはきれいに改装されているが、とにかくインパクト抜群の外観だ。

 暖簾をくぐり、下足場から中へ。引きとは自動ドアだ。その外観とは対照的に、フロント式でロビーのある今風仕様。ロビーに古い大きな柱時計が置かれているのが面白い。ロビーは、ちょっと引っ込んだ形になっていて、マッサージ機が2つと、ソファにテレビが置かれている。

 脱衣所。こちらはフロント部分を造ったためか、ちょっとこじんまり気味。フロント部分の場所が取られていて、その上には屋根のような形が見える。天井は高く、折り上げの立派な格天井、床は気持ちのいいフローリング。脱衣ロッカーはフロント横壁側と外壁側に。外壁側にどっしりとした木のベンチ、間仕切壁側にもベンチ。外壁の向こう側は、ささやかならがら庭が。岩が組まれていて、狸の置物がアクセントとなっている。

 浴室へと。浴室手前洗い場カランずらり、奥壁側一直線に各種浴槽ずらり、という黄金の東京スタイル。洗い場周りの壁や床などきれいに改装されており、古さは感じない。天井は高く2段式、薄い青色で塗られている。間仕切壁にはクラシックカーに洋婦人というアメリカン風イラストの入ったタイル、奥の壁にはヨットとカモメのイラストのタイルだ。奥の一直線浴槽、横長の浅、そして超音波気泡湯ジェットが2連。浅内はぶくぶくの気泡湯付きだ。

 お湯はというと、これがけっこう熱い。少し入ってすぐ退散、という具合。東京銭湯の湯温には、だいぶ慣れてきたかな、と思う瞬間もあるのだが、やはりまだまだダメみたいだ。しかし、おかげで浴後のドリンクがおいしいという特典付き。缶ビールが無いのは残念だが、だからどうということは全く無い。これもまた東京スタイルだ。

 

銭湯TOP     東京都墨田区























inserted by FC2 system