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そうか、こういう銭湯もあるんだ、東京は。皇居の近く、地理的にこのロケーションでお風呂屋さん、というのがなんとも。ビルそしてビル、そういった界隈に、ビルの地下にある銭湯。東京メトロの半蔵門駅、南口から出ると、前の信号を渡ってすぐのところだ。前情報では、皇居の周囲を走るマラソンランナーの御用達だとか。なるほど、すごく昨日的な銭湯か。 よーく見ないと銭湯とはわからない、ビルのちょっと下。階段を下りると、フロントがあり、その前にはベンチ、冷蔵庫もある。学校にあるようなロッカーの下足箱、そして脱衣所へ。ミニな脱衣所、大きなフタの脱衣ロッカーと、縦長オフィスタイプ脱衣ロッカー。その番号はなぜか４００番台だ。大きなフタのロッカー横には、組まれたアングルの上に脱衣籠が置かれている。 浴室は、これがまたミニでシンプル、あっさりとしたレイアウト。とにかく奥にこじんまりとした浴槽が１つ。中には超音波気泡のジェットが３つ。けっこう強力で、僕の場合ちょうどお腹の間を挟むように噴出、こりゃマッサージになるな、との具合。浴槽の中には管が２つ出ていて、それぞれ注湯と吸い込みの役割。そしてカランがつ付いていて、お湯と水がそれぞれだ。 なんというんでしょう、浴場付きビジネスホテルのお風呂というような雰囲気か。しかし、この絶対銭湯無さそうなところで営業されているというのがすごいではあーりませんか。大阪駅近辺には無いもんね、これは。ある意味、東京銭湯の奥深さなのかも。ちょっと汗かいたら、ここですね。 |