麻布黒美水温泉 竹の湯
 
【住所】 東京都港区南麻布1−15−12
【営業時間】 15:30〜23:30 
定休日】 毎週月、金曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  サウナ¥500  
【設備】 黒湯×2、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 東京メトロ南北線麻布十番駅から徒歩約7分
 


 都営大江戸線の麻布十番駅から麻布商店街をとっとこと、とっとこと。近くに大使館街(ていうのか)や六本木なんかがあるからか、やたら外国人が多いこの通り。商店街の店舗も洒落た店が多く、なんかいい通りだ。その商店街を抜けたところ、なんと天然温泉の温泉銭湯があるというではないですか。なんですか、そうですか、それがこの銭湯ですか。

 かつてこの地には、人気の温泉施設があったらしい。その後継、というのか、引き継いで天然温泉をウリにしているのが、「竹の湯」。なんといっても、「麻布黒美水温泉」と名付けられている。マンションの1階、横長外観で向かって右側に入口、大きな窓ガラスが続く。三角屋根型にかたどった屋号、黄色看板に縦書きでも屋号だ。

 暖簾は架かっておらず、中へ入ると下足場。自動ドアを入ると、奥に向かってどーんと空間。フロントがあり、その前面に飲料類の自販機。奥にはロビーがあり、長椅子が置かれた休憩スペース。マッサージ機や血圧計などが置かれている。

 フロント横から脱衣所へと入る。こじんまりとシンプル、きれいに整えられた脱衣所。脱衣ロッカー、入口側に。そこで、んんん?どうやって鍵閉めるの?との疑問。そのまま鍵回しても閉まらない。えええ?と思ながらふと上を見ると、説明書きが。ロッカーの蓋の内側、鍵の裏側に下足箱の鍵を差し込むと、表のロッカー鍵がかかるという・・・。他のおっちゃんもわからずに、ガチャガチャと悩まれていた。一見さんには難易度の高い脱衣ロッカーだ。

 さて、気を取り直して浴室へ行こう。まずは入ってすぐのところ、間仕切り壁側に水風呂。その奥側に立ちシャワー。奥の壁側、浴槽が一直線。その手前から入口側に洗い場のカラン。天井は弓なりのかまぼこ型。奥の壁には銭湯アート、大きな帆船のモザイクタイル絵が一面に。日本丸の千切りタイルのモザイク絵だ。洗い場のカラン、両壁側に5つづつ、島カラン両側に4つづつというカラン数。

 奥の壁側の浴槽、2槽に分かれていて、熱い湯とぬるい湯の2つ。そのいずれもが黒湯だ。コーヒー色した真っ黒黒湯、透明度が10センチも無いかなりの濃さ。ぬるつるとした浴感、かなり良い。ぬるい湯はぬるいとは言うが、適温だ。熱い湯は本当に熱く、こりゃちとつらい。熱湯には超音波ジェットが1つ、ぬる湯には2連。熱湯には、ジェットの横手から熱い湯が、ぬる湯にはジェットの横手から水が出てくるという趣向。それと浴室入口すぐの水風呂、これも黒湯だ。もちろん濃度は濃い。そして有料のサウナもあり。

 黒湯というと大田区が頭に浮かぶが、なんのなんの、こちらもまた相当なものだ。濃度の良さでは申し分ない。その屋号に間違いは無い、「黒美水」の温泉だ。都会のオアシス、これを行かない手はないでしょう。行きましょう。

 

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