 |
京急の大森駅から駅前の大森町共栄会の通りを西、６００メートルほど行った先の大森西四の交差点を北、１００メートルちょっとほど通りの東側。通りに対して引っ込んだその奥に、茶色の建物に大きく縦に平仮名の屋号。そのロゴが明るくポップ。その上側には日本家屋の屋根、背後にペンシル型の煙突がニョキッと延びる。 建物向かって左側に入口、暖簾は架かっていない。入ると下足場、右手に自動ドア。その奥にはすこーんと空間、すっきりとまとめられている。右手に壁には棚、そこにはお風呂グッズが並ぶ。左手奥にはフロント。その前面にソファが並べられたロビー。そして正面奥はガラス戸で、その向こう側には庭。池もあるが魚はいないよう。これがなかなか絵画のように見えるのが素敵だ。 脱衣所は、横長で少々こじんまり。天井は中くらいの高さでフラット、そこからガラス球の中に電球というレトロチックな照明がぶら下がる。床はカーペット敷き。脱衣所入口側横手と浴室入口横手に脱衣ロッカー。浴室入口前にアナログ体重計と木のベンチ。真ん中あたりにも木のベンチ。外壁側、洗面台の横に隠れるようにぶら下がり健康器が置かれている。そして耳元に流れているのは、７０〜８０年代の歌謡曲。 そして浴室へと。そこはかとなくレトロチックな雰囲気を醸し出す。正面奥、レンガ風タイルで夕陽か朝陽、そして海の波というモチーフのデザイン（たぶん）。そしてその手前に浴槽が、奥壁側から外壁側へぐにゃっと曲線を描いて設置。横長の浅、その浅内にはブクブクの気泡湯付き。そして角っこからグニャッと曲がった薬風呂、そこにもブクブク気泡湯付き。そして浅のお湯が熱い！いやごめん、熱い。根性の足りない私のようなものには、ちとつらい。そして浴室手前横手にはサウナもあり。サウナの壁には花模様イラストのタイル。 洗い場のカラン、こちらは中央から手前にかけてずらり。少々変わった形のシャワーが並ぶカラン、島カランが２連、外壁側は片側１つで片側３つ、もう１列は両側４つづつ、さらに間仕切壁側には８つ。ただし、間仕切り壁側にはシャワー無し。大きな横長の鏡が、壁にずらーっと並んでいる。浴室入口横手、サウナと反対側には立ちシャワーが２つあり。 そし鳴り続ける有線、梓みちよ、松田聖子、BOOWY・・・一貫性はあんまり無いが、とにかくどれもが懐かしさでいっぱい。なんかやたら雰囲気とばっちりだ。浸れますね、浸れ。 |