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京阪の枚方駅の北側、ビブレ枚方の西側筋。あれ、こんな大きな建物に挟まれた界隈に、このような銭湯が、というようなロケーション。そのこじんまりとした昔ながらの外観が、周りの風景とミスマッチ。しかし何気に佇む姿が我が道を行く。 直接、壁に大きく書かれた「天の川温泉」の力強い屋号。天井が少し低くて、妙に大きく感じられる暖簾。シンプルで素朴な外観。いや、こりゃもう、入らないでどうしましょう。それでは中へと、暖簾をくぐる。 こじんまりとした脱衣場。タイムスリップしたかのような、記憶の奥に有るような無いような光景。間仕切壁の鏡の下に、以前の名残りだろう木のロッカーが４つ、３７〜４０番、いい感じで並んでいる。反対側の脱衣ロッカーは、それではない。天井には、小さいタイプの３枚羽扇風機が。 浴室、こちらもこじんまりと、超シンプル。浴室中央に、深と浅。深内には、おお、久しぶりに見ました、超音波気泡装置「ヘルスバー」。浴底から、にょきっと出た金属棒から、３方へ超音波ジェット噴射。その独特の構造と、独特の味わい。いやーもう、これがあるというだけで、わたしゃ、うれしくてうれしくてたまりません。なんとも言えないもんあります。 脱衣場、浴室ともに、かつての時代に遡ったような感覚が感じられ、不思議な気分。ここだけは時間が止まってしまっているかのような。これが、普通にビブレの横などにあるというのが素敵です。 |